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凹みとデントリペア

今日は朝からミンブリーまで行ってきました。年が明けて3日目で多くのオフィスは明日から仕事の所も多くまだ道路も空いています。新年前から年が明けて今日までずっとこんな空模様です。



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今日は朝からここである人とアポを取っています。
待ち合わせ場所はLotusラムイントラの駐車場です。
新年の朝からアポを取った方は「色直しが必要のない凹みの修理」をしてくれるプロのエンジニア、つまり日本でデントリペア呼ばれる凹み修理の 名人の方です。車に付くキズや凹みの中にエクボと呼ばれるものがありますが、その名の通り車のドアやボディが少し当たった時に出来てしまうちょっとした凹みです。
車の色や天候によってはパッと見じゃ分かりませんし、指摘されたり探すつもりで見ないと気がつかない場合もあります。そして普段車に乗っていると知らない間にこのエクボが結構出来るものです。
そんな訳でうちのREVOも1年でいつの間にか小さいエクボが4つ程出来ていました。
もちろん保険を使ってタダで直せるのですが、たかがエクボの為に車を数日ディーラーに預けるのもバカらしくてそのままにしていました。
傷ならそこから広がって錆が浸透したりする可能性もあるので観念して修理に出しますがこの程度の凹みでは見栄えが気になるだけで別に運転出来ない訳では無いから、となります。

実は以前にラマ3通りに日本からきた「カー◯ンビニ倶楽部」があると聞いて、普段よく通る道だったので寄ってみた事があります。
あと数年でタイ全土に業務を拡大するという記事を何かで読んだのですが、自分が行った時は全然お客さんもおらず、従業員も少なくてひっそりして居ました。
ここは現在契約している車両保険では利用出来ないのですが、とりあえず凹み(エクボ)の見積りを依頼してみるとかなり小さなエクボなのに
「塗料も使用しての修理になる」と言われさらに修理に使用する車の塗料は日本から輸入しており、タイの車と同じカラーでは無いので極力近い色に配合しての修理になる、と言われました。
つまり現在日本の店舗で使用している塗料をそのままにタイに引いてきているのでタイ仕様になっていない。トヨタやホンダといったメーカーも国によって車種や色が変わるので現時点では対応していないという説明でした。
私の車はタイ限定のカラーで日本には無い色なので、塗料の配合にも時間が掛かり修理には早くて3日位掛かります。と、ここまで言われて頼んだ見積り書だけ貰って笑顔で帰りました。 
しかもタイでは有名な車の保険会社「Viriyah Insurance」等、所謂上位に入る保険会社ではカー◯ンビニ倶楽部での修理が出来ない様です。(一部の保険会社は利用可能)要するに保険会社が定める規定に達しない為利用が難しいという事です。
正確に言うと保険会社に承認されていない小さな工場やお店に入っての修理も可能ですが、その場合はまずそのお店に行って見積りを依頼しなくてはなりません。
そしてその見積り書を自分の保険会社に渡して金額をチェックしてもらい、カバー範囲内であれば修理依頼が出来る、という非常に手間のかかる工程になります。
しかもまず自分で建て替えてから後で保険会社に請求となるので、時間に余裕がある人でなければこの方法では直さないでしょう。
保険があるのなら素直にディーラーに預けた方が時間がかかってもタダで完璧に直してもらえますから。なので知らずに出来たエクボに関しては、いつか車が必要ない時期にディーラーに預けようと思っていました。
しかしある日何気なくネットで調べてみると、バンコクのラムイントラにデントリペアの名人エンジニアがいるというのを知りました。


そこでとりあえず電話で問い合わせみると「エクボなら5分で直せるよ」と言われ、料金も1箇所につき400バーツだと言うので早速お願いしてみることにしました。出張修理も可能ですがその場合はプラス1500バーツになるそうです。ラムイントラならそう遠くもないので素直にLotusで待ち合わせをします。
Lotusに着いてから電話をしてエンジニアのいる場所を探して駐車場内を周ります。


ようやく見つけて車を停めるとどうやら先客がいた様なのですが、何故かそちらを後回しにして自分の車からやってくれました。
どうもパッと見た感じでホントにすぐ終わると思い先に直してくれた様です。
ちなみにこの先客の方はロイエットから来た様です。わざわざ遠くから修理依頼に来るなんてやはり結構有名なのでしょうか。
デントリペアとはどうやって修理するのかと言うと、車のドアというのは通常、外側と内側が分かれて二重になっており中に空洞な部分があります。
そしてそのドアの板と板の間に金属の棒を入れて、裏側から少しずつ凹みを押して元どおりにすると言うとてもシンプルな直し方です。実際に見るのは初めてなので興味津々でデントリペアの修理を見ていたのですが職人技でした。
使う道具はこれだけ




先ずは直す箇所にマーキング。光が当たらないと殆ど分かりません。

ドアの隙間のそこから入れられるんだ、っていう穴を見つけて先程の細い棒を使って押していきます。


経験と感覚で分かるのか、裏から少しずつ凹みを押していくとそれだけで殆どキレイに治ります。



更に表側からハンマーとゴムの当て木の様な物で少しずつ叩いていきます。
場所によってはハンマーで直接叩きます。ちなみにハンマーの表面は非常に滑らかで叩く力も当てる程度です。


これは何のために?と思い聞いてみると表面からも叩くことにより凹みが返ってくる(?)と言う専門的な答えを頂いたのでよく分からず黙って見ていました。要するに金属は成形された形状を記憶しているから元に戻るみたいな事でしょうか。
そういえばYouTubeでもドライヤーとかで熱を当てて凹みを直していたのを見た事がありますし、まあ結果キレイに元通りになれば問題無いですからね。
作業中も周りに駐車していた人が興味深そうに見ていて「何をしてるんですか?」と聞いていました。



結果



ホントにキレイに直りました。
最初は小さいエクボ×2個が2ヶ所にあったので800バーツでしたが作業の途中で「ここにもあるよ」と言われそこも含めて3ヶ所を合計1000バーツで直してくれました。
自分でも気がつかなかった箇所の凹みは、思い返せば以前駐車場でオバサンが思いっきりドアを開けていた時だのものだと思います。車のエンジンを切って車内に座っていた時に、隣に駐車して来たオバサンが「ドン!」って思いっきりドア開けてぶつけて来ました。
すぐにぶつかった側のドアを見たのですが、特に傷も無かったのでその時は気がつかなかったのだと思います。(ちなみにオバサンはジロッとこっちを見た後無言で歩いて行きました)

作業中に「REVOは随分柔らかいな」と言ってたので「柔らかいと言うことは凹み易いし逆に直すのも簡単という事ですか?」と聞くとその通りと答えてくれました。
確かにREVOのドアは例えるなら、シンクにお湯かけてベコっと鳴る位に薄くて柔らかい気がします。
そんな感じで作業が終わる頃にはもう一台の車がやって来ました。この車の持ち主もまた遠くからやって来たらしく、時間が掛かっても構わないから今日直してくれとお願いしていました。作業中も電話は鳴りっぱなし、やはり絶えず修理の依頼が入る様です。
ちなみに今更ですが職人のお名前はスティチャイさんです。
恐らく新年で若い子達が居ないのか今日は1人で仕事を受けていると話していました。普段は4~5人のエンジニアでやっているらしく、Lotusの目の前の中古車屋を指差して普段はそこに居ると仰っていました。
作業も30分も程で終わり折角なので名刺を下さいとお願いして貰って来ました。その後また何かあればお願いしますと言ってLotusを後にしました。
という事で車に凹みがある方はデントリペアの名人スティチャイさんにお願いしましょう。


安く短時間でキレイに直してもらえますよ。


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