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バンコクで運転免許の更新 / 2019年度

タイで運転免許証の5年更新に行ってきたので、備忘録に残しておきます。
また2年更新と5年更新でお役所様の使用する書類が変わる事もあり、本人の滞在するビザによって申請書類も変わるかと思いますので参考までに留めておいて下さい。


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まず今回は5年振りという事で、事前に周りのタイ人にも聞き込みして軽く下調べしておきました。ちなみに更新の為に行ってきたのはBTSバンジャックからすぐのスクンビット第3陸運局です。
そして肝心の免許更新に必要な書類について、必ず使用するものが現在の運転免許証というのは当然ですが、身分証明書は人によって選択肢が変わります。

タイ人はIDカード
・外国人はパスポート
・永住者は永住権カード
・もしくは永住権冊子と外国人登録証

と、なんと4種類となり私の場合でしたら3種類の選択肢がある事になります。
そして外国人の場合は人によって在留資格のビザが変わりますので

・ワークパーミット
・永住権冊子と外国人登録証
・タビアンバーン紺色
・タビアンバーン黄色

のいずれかが必要になります。上記のどれも無い人は日本大使館で申請する在留証明が必要になるかと思いますが、こちらについては私がこのパターンで申請した事がありませんので、他の方のブログなどを参照にして頂ければと思います。
ちなみに重要なポイントとして、上記の4点の書類は役所側の都合上、どの身分証明書を使用するかによって組み合わせる他の書類も変わるという事です。

例えば最も多くの外国人の方がワークパーミット+パスポートの組み合わせで申請することでしょう。
もしもタイで役所に行ってタビアンバーンを作ったことがあれば黄色のタビアンバーン+パスポートでも可能。その場合ワークパーミットは必要ありませんでした。

しかし今回私は紺色のタビアンバーンとパスポートで受付に渡してみました。(ちなみに前回は黄色タビアンバーンとパスポート)しかしこれが後に色々と面倒なことの原因になったのですが…

まず受付で紺色タビアンバーンと一緒にパスポートを提示すると、受付の職員がパスポートとタビアンバーンのコピーをしてこいと指示して番号札を渡してくれます。(この時点で受付の方はよく分かっていないので無駄なコピーになりました)
そして順番が来て書類を更新窓口に見せると「タビアンバーン(紺色)の場合は一緒に永住者用のピンクのIDカードを使用し、なおかつタビアンバーンの住所がある所在地でしか免許の更新が出来ない」と言われました。

本来はどこの地区でも免許の更新は可能なはずですが、紺色タビアンバーンを使用するならその地区エリアでしか更新出来ないという謎の決まり事。(タイ人はそもそも免許更新にタビアンバーンなぞ必要無いので永住者のみでしょうが)色々面倒な予感がしてきました。
私は黄色と紺色でそんな違いがあるとは知らなかったので、紺色タビアンバーンしか用意していませんでした。それに紺色タビアンバーンの所在地は同じバンコク市内ですが、移動したら確実に今日の更新は不可能です。
そこで念の為に持ってきていたワークパーミットと永住権冊子と外国人登録証の3冊を見せて「ここで更新したいのでどれが代わりに使用可能ですか?」と聞いたところ、その中から永住権冊子と外国人登録証の2冊を選び、この2冊の中の数ページをコピーしてくるように言われました。

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使用したのはこの2冊



振り出しに戻って改めてコピーし直して職員に全て渡すと、今度はパスポートのコピーを返却されました。全く分かりませんが、どうやら外国人登録証がパスポートの代わりとして使用されたようです。
そしてなぜか5年更新の免許証には健康診断書は必要ないと言われ健康診断書はそのまま試用せずに返されました。そこで必要な人は?と確認したところ、健康診断書は使用するのは仮免許の人だと言われました。ただこれに関してはいまだに謎です。なぜならタイ語で運転免許の更新に必要なものを調べても健康診断書と出てくるからです。その年だけか、よくある担当官の気まぐれなのかはよく分かりません。

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話を戻しますが、改めてコピーし直した書類を確認してもらいその後、無事に番号札と書類を纏めた物を返して貰いましたので適性検査の部屋に入ります。普通の方ならここまででまず時間がかかることはないと思うので「書類のコピーにサインをして渡すだけ」と覚えておいて下さい。
そしてタイで職がある場合に使用するのはパスポートとワークパーミットと覚えておけばOKです。

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なんとか受付けて貰えたので番号札と一緒に書類を渡され、次は運転に必要な3種類の検査をします。なんと言えばいいか分かりませんが、棒をうまく合わせる平行感覚?のテストや、アクセル&ブレーキを使っての瞬発性のテスト、左右に映る色をチェックしたりなどの視力の適性検査を受けます。これは私は落ちたことはありませんが、パスしない場合は受かるまで何度も列に並んでやり直しをさせます。
ある方は2回やり直しをさせられ、次が3回目になるトライさせていたのですが、この程度の検査でここまで通らないなら、何かしら問題がありそうなのでもう少し他の検査を受けさせて欲しいところです。
そして検査に無事パスすると隣の講習室でビデオを観ることになりますが、これは1日に4回しか行われていないようですので、5年更新の方は午前中に来る必要があります。

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最後の回が12:00~13:00とありますので、これを逃すとおそらく講習を受けに翌日以降に再び来なくてはならないと思います。
講習室の部屋の前に行くと「〇〇番から〇〇番まで来なさい」と職員が呼んでいるので自分の番号を確認して職員に見せましょう。その後狭い講習室に座って、職員が渡すノートにサインしてビデオを観ます。ちなみにビデオは1時間の内容とありますが、実際は50分も経たないうちに途中で打ち切りになります。私は11:00の回に間に合いましたが、11:50前に職員が部屋に入ってきてビデオは強制終了となりました。

講習ビデオは基本的なマナーがメインのもので、窓から唾を吐くなゴミを捨てるな、ハイビームやクラクションを必要以上に使用するなといった、超基本マナーの確認であまり観る意味も無い内容です。これを観せてもタイの交通マナーは良くなっているとも思えないので、単なる体裁の為くらいに感じます。
講習ビデオを観た後は書類を返してもらい次は免許証発行の写真を撮るために再び順番を待ちますが、こちらは12:00を過ぎてもお昼休憩はありませんので気長に待ちます。

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写真撮影の前に身だしなみをチェックできる小部屋


自分の番号を呼ばれたら中に入り、書類を渡して免許証用の写真撮影と更新手数料を支払いその場ですぐに新しい免許証を渡されます。
と、ここで問題が一つ。最初の職員が「紺色のタビアンバーンはここでは使えないので必要無い」と言ったのですが、免許証を発行させる年配の女性職員が「どうしてタビアンバーンが無いの?」と私に色々文句を言ってきて、最終的に怒られてしまいました。
言われた書類を用意しただけと内心カチンと来たので「番号札を渡す職員の指示に従って書類を用意しただけなので知りません」と言うと「あっちの子達は知らないのよ、タビアンバーンの原本とコピー持ってきてからまた来なさい!」と更に怒り出しました。
もう面倒なので、最初にコピーをとって使用しなかった用紙と原本を取り出して渡すと「あるじゃないの、これが必要なの。ないと出来ないから次回更新の際はこれと永住権冊子を用意しなさい!」と鼻息荒くで収まりました。

しかし今度はそれを手に画面を見ながら手続きを進めていくうち、何故か腕を組んで黙り込んでしまいました。そして「よく分からないわねえ…」と言い出し、隣のデスクで作業している職員に聞いたりして、最終的に私の永住権冊子や外国人登録証とタビアンバーンと全部持って番号札を渡した職員の元へ歩いて行きました。
よく分からないとか、こっちは怒鳴られ損では?と思いながら待っていると女性職員が戻って来ました。
そして隣のデスクに向かって「覚えておいてね、タビアンバーンはピンクのIDカードとペアで、永住権冊子は外国人登録証とペアなの!また変えたの?よく分からなくなったわね」と言い再び作業を開始しました。

私には何の説明もなかったので、確認の意味で「必要なのは永住権冊子と外国人登録証の2冊でタビアンバーンは必要無いんですよね?」と聞くと「必要ない。でもタビアンバーンの地区じゃないのにどうしてスクンビットで更新するの?」と話題を変えてきました。
あれだけ私に向かって色々大声で言ったのでバツが悪いのかもしれません。そして機嫌良さげになり写真を撮ってもらい終了。
新しい免許証を受け取る時にワイしたら職員の方もワイし返してくれました。
つまり、今回の更新で色々な職員の話を全てまとめると使用する身分証明書には図のような組み合わせがあるようです。
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ちなみに新しい免許証は結局パスポートを使用しなかった為、よく分からない4桁の移民番号に変えられてしまいました。

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これまでの免許証にはパスポート番号が書かれていたのでパスポート代わりに使用可能な場合が多かったですが、今後この免許証ではパスポート代わりとして使用出来ない可能性が高いです。
こればかりは今回初めて身分証明書に色々な組み合わせがある事を知ったので少し失敗しましたが仕方ありません。私は朝9:30くらいに着いて14時前には終わったので、大体4時間近くかかりました。
最後に、かかった更新費用は車が555バーツでバイクが305バーツ合計860バーツです。
別途一枚1バーツのコピー代もかかります。ちなみに使用しなかった健康診断書はスクンビット第3陸運局の向かい(ソイ偶数側)のクリニックで取りました。120バーツで5分で終わります。結果的には120バーツでなんの役にも立たない紙を買ったのですが…

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タイミングによってはもう少し早いかもですがやはり講習があると長いです。今回のように相変わらずのお役所仕事なので、中年女性や年配の男性がぶっきらぼうでイラッとする対応をする率も多いですが、これも5年に一度と思えば我慢は出来ます。
以上運転免許の5年免許証から再び5年の更新についてでしたが、今後は免許証はデジタルに変える方針などと色々ニュースも出ているので、次の5年後はまた何かしらが変わっていると思います。近々行く予定の方がいましたら今回の記事が参考になるかもしれません。


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